厚木市のお墓・墓地事情

【お墓・墓地に関する歴史的事情】

近世における各宗寺院は寺領給付・檀家制度によって保護されていましたが、明治政府の神仏分離令・廃仏毀釈等により市内の寺院においても経済的、精神的打撃を受け廃寺あるいは合寺され、檀家を持たない神社の別当の寺院が多く廃されています。中には檀家を持った寺でも密宗関係の住僧が還俗をして神官となり寺を放置、檀家が神式葬祭に切り替えた例もありました。近世末期と比べると現在の寺院数は半数となっています。檀家数の少ない寺院では他に収入を求め、町村役場や学校へ勤務したりといった現実がある一方、最近の都市開発にともない檀家を増やした寺院もあります。

市内の仏教系寺院の数は69か寺。その内訳は、観音寺、智恩寺、延命寺、西光寺、聖眼寺、千光寺、長谷寺、遍照院、観音寺、源正寺、西福寺、善養院、大信寺、天宗寺、福蔵院、法雲寺、法界寺、弘徳寺、光福寺、青蓮寺、法徳寺、長徳寺、専念寺、瑠璃光寺、圓光寺、建徳寺、青松寺、長福寺、徳雲寺、寶安寺、養徳寺、吉祥寺、聞修寺、安龍寺、永昌寺、源養寺、興教寺、広沢寺、高徳寺、廣徳寺、興福寺、金剛寺、最勝寺、浄雲寺、常昌院、松石寺、清源院、大厳寺、長谷寺、長福寺、福昌寺、福伝寺、宝積寺、宝泉寺、宝増寺、菩提寺、龍栖寺、竜鳳寺、戒善寺、本照寺、本盛寺、本禅寺、本立寺、妙純寺、妙昌寺、妙傳寺、蓮生寺、平正寺、希心會、長徳寺となります。

宗派では、天台宗2か寺、高野山真言宗6か寺、浄土宗8か寺、浄土真宗本願か寺派4か寺、真宗大谷派1か寺、時宗2か寺、臨済宗建長か寺派6か寺、臨済宗円覚か寺派1か寺、臨済宗南禅か寺派2か寺、曹洞宗25か寺、日蓮宗9か寺、日蓮正宗1か寺、仏教系単立2か寺となっています。

（神奈川県・宗教法人名簿 仏教系寺院 2009年2月10日現在）